【今さら聞けない】電車のきっぷの必要性 大人・子供区分と発売時期のまとめ

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普段何気なく利用している電車のきっぷですが、きっぷがなぜ必要か考えたことはありますか?
きっぷは有価証券って知ってましたか?
きっぷはいつから購入できる?
家族で利用するとき子供用のきっぷは何歳まで利用できる?

上記の質問がわからない方はこの記事を読めば

  • きっぷは大切な物「もう無くさない」
  • きっぷ利用時に係員ともめない
  • 不要なきっぷを買わずに済む
  • 混みあう時期のきっぷを購入しやすい

この記事をご案内するのは

やすべえ

現役鉄道マン旅行プランナーのやすべえが教えます
プロフィール詳細へ

駅で仕事をしていると間違ってきっぷを買っていたり、「きっぷに説明が書いていない」とクレームがあります。そういった実例も含めてご案内しますよ

要約は下記の項目です

  • きっぷは購入した証
  • きっぷがお客様の手に渡ったら契約成立
  • おとな・こどもの区分
    • 幼児2人まで無料
  • きっぷの発売時期
    • ネット予約だと早く事前予約できる

それでは内容に入っていきます

目次

電車のきっぷの必要性とは?

鉄道会社はお客さんから目的地までの運賃(乗車券)・料金(特急券)を支払ってもらい、
その購入した証としてきっぷをお客さんにわたします。

きっぷをなくすと証を無くしたことになるので、厳しですが基本買い直しです

やすべえ

きっぷは「有価証券=お金」と一緒です。
領収書では証明にはなりません

鉄道会社はお客さんからの対価に対し、目的地までお客さんを運ぶ輸送の義務が発生します。

鉄道会社

目的地までの輸送義務

お客様

目的地までの輸送代金

きっぷの契約成立時期

きっぷを鉄道会社から購入するとき、いつ契約が成立してお互いの責任のある関係になると思いますか?

その答えは

お客さんがきっぷを受け取った時に成立


お客さんがお金を支払った後駅員からきっぷの説明を受けて、お客さんが受け取った時に成立です。
その後は購入したとみなされるので、基本払い戻しをする際はお客さんから払い戻し手数料をいただきます。
そもそもきっぷを買う時に契約書などにサインはしませんよね。

本来は一人ひとり相談して注意事項や免責事項を説明して購入、契約成立するのが基本です。
(賃貸物件を借りる時や、店頭の旅行会社で予約する時と一緒です)

しかし、鉄道会社は不特定多数のお客さんと素早く契約を結ばないといけないため、一人ひとりその都度契約するのは無理です。
そこで鉄道会社は法令に定められた範囲以内で、お客さんに「きっぷ契約時の内容はこうですよ」と
予めお客さんにお知らせする[運送約款]を出しています。

運送約款
各会社の駅・ホームページ・ポスターなどで観覧や掲示しています

たぶんほとんどの方が見たことないと思います。

やすべえ

私もお客様から運送約款を見せて欲しいと言われたことはないです

[運送約款]には契約成立時期の内容はもちろん、きっぷの払い戻しのルールなどが
しっかり明記してあります。

みどりの窓口以外で購入した時の成立時期

自動券売機ICカード無人駅(券売機無し)
きっぷを受けっとた時改札機にタッチして入場列車に乗車したとき

ネット予約の成立時期
ネット予約したきっぷはクレジット決済が完了した時

きっぷを購入する時の注意点

きっぷを購入するときに注意してほしところを説明します。
お金を出しきっぷを受け取った時点で契約成立してしますので、
間違ったきっぷを購入してしまうと

  • 使えない
  • 指定列車に乗れない
  • 払い戻しには手数料がかかる
  • 係員と言った言わないの押し問答になる

など困ることがたくさん そうならないために

使用したいきっぷは受けとる前にしっかり確認しましょう

やすべえ

ここを怠ると後で使用できなかったり・係員と言った言わないの押し問答でもめてしまいます よくありますよ

下記の項目はしっかり確認し、分からない事や間違いがあるときはすぐに駅員に伝えましょう

\ 確認事項 /

  • 日付
  • きっぷの種類
  • 乗車列車
    • 時間
    • 乗車号車
    • 座席番号
  • 割引きっぷが合っているか
  • きっぷの枚数

駅員も渡す前にお客さんと一緒に確認することを決めていますが、駅員が確認するのを忘れていたり、お互いに確認しているようでしていない流れ作業になっていると、きっぷの誤発売が発生しやすいです。

やすべえ

購入時にしっかり確認をしないまま、利用当日になって「改札口で利用できない事を知り」困っているお客様をよく見かけます

運賃・料金はどう決めてる?

運賃や料金は勝手に独断で各鉄道会社が決めているわけではありません。

まず鉄道事業法という法律があり、それをもとに国土交通大臣の認可を受けて
各鉄道会社が運賃・料金を設定しています。

鉄道会社が利益重視になり、値上げをしようとしても国土交通大臣が精査して認めない限り、
運賃・料金の値上げはできません。

最近はコロナ禍の影響を受けて利用者が激減したため、
残念ですが、各鉄道会社は運賃・料金を値上げしていっています。

大人・子どもの区分

JRではおとな・こどもの区分がしっかり決まっています。
区分は以下の表のとおりです。

大人12歳以上(12歳の小学生は小児)
小児(こども)6歳以上12歳未満 (6歳の小学校入学前は幼児)
幼児1歳以上6歳未満
乳児1歳未満

幼児と乳児の運賃・料金は必要?

基本的に幼児・乳児からお金は頂きません。

大人または小児一人に対して幼児2人まで無料にできます

例 35歳の大人1人と9歳の小学生1人に4人の幼児がいた場合
大人1人→幼児2人無料  9歳の小児1人→幼児2人無料

やすべえ

駅ではよく、幼児2人ぶん無料とは知らずに幼児分も購入されている方が多いです!

ただし、下記で説明するときは幼児でも小児用の運賃・料金が必要になります。

  1. 幼児が幼児だけで乗車する時
  2. 無料となる2人の幼児をこえて3人目から必要
  3. 幼児が遠足する時・団体旅客と一緒に旅行する時(団体旅客1人に対し幼児1人を付添できる)
  4. 幼児・乳児が指定席を一人で使用する時

重要なのが2番目の無料となる2人の幼児をこえて3人目から必要
4番目の幼児・乳児が指定席を一人で使用する時

幼児が3人目になった場合はその一人分に小児運賃・料金が必要になります
また、新幹線や特急列車で幼児一人ひとり座席に座らせる場合には小児運賃・料金が必要です!

ここでもただし、保護者(大人・小児)がひざの上にのせて乗車する場合は無料です!
自由席がある列車は幼児一人ひとりに座席に座らせても無料です

やすべえ

幼児が多く利用されるご家族は自由席の方がお得です

きっぷの発売時期

電車のきっぷの発売は基本的に、きっぷを利用したい日の1ヶ月前の10:00から発売します。
1か月前とは「1ヶ月前の同日」です。 1日なら1日、 15日なら15日となります。

<例>
2月1日のきっぷを買いたい場合は、1月1日の10:00から発売します。
また、1ヶ月前に同じ日がない場合(31日や2月29日など)は利用する月の一日となります。

3月30日に利用したい場合は、3月1日の10:00から発売します。

また、JR各社は「原則として指定券と同時購入の場合は1ヶ月前から発売します」としていますが、

各社の券売機(指定券が予約できる)やみどりの窓口でも
乗車券のみで1ヶ月前から購入できます!

インターネット予約の発売時期

インターネット予約のきっぷも通常のきっぷ同様「利用日の1ヶ月前10:00」から発売します。
しかし、JR各社のネット予約では
「乗車日の1ヶ月前の発売日よりさらに1週間前に事前予約が可能です。
JR各社で事前予約の期日・予約期限は異なるので注意してください!

なお、予約した時点で購入確定したわけではなく、
実際予約が確定するのは乗車日の1ヶ月前10:00からとなります。

やすべえ

上記のことができる事により、利用日の1ヶ月前の10:00に待ち構えて予約せずに済みます!

きっぷ(乗車券)の発売場所

JR各社は原則として「きっぷを購入する駅から乗車する場合に発売します」と記載されています。
しかし、「特急券などの指定券を同時に購入する場合は、どこの駅でも買えます」と言っています。

やすべえ

わかりずらいですね・・・

<例>
東京駅で長野駅から金沢駅までの乗車券だけくださいと申告しても買えません。
しかし東京駅で、長野駅から金沢駅までの乗車券・新幹線指定席特急券を同時に買う場合はOK

管轄する駅ごとに、他の駅からのきっぷを買えたり・買えなかったりするので、
分からない場合は駅員などに確認してください。

また、JR系列の旅行センターや旅行会社できっぷを買う場合は
どこの駅から出発するでも発売できます。

まとめ

電車のきっぷの必要性から契約成立時期、年齢区分、購入時期など説明してきました。

\この記事で紹介したことは/

  • きっぷは購入した証 有価証券(お金と一緒)
  • きっぷがお客さんの手に渡ったら契約成立
  • おとな・こどもの区分
    • 幼児2人まで無料
  • きっぷの発売時期
    • ネット予約だと早く事前仮予約ができる
  • きっぷは大切なものなので「もう無くさない」ですよね
  • きっぷ利用時に係員ともうもめない「ストレス」かけないですね
  • 不要なきっぷを買わずに済む 幼児は抱っこすればきっぷいらない
  • 混みあう時期のきっぷを購入しやすい 窓口に並ばないで済む

鉄道きっぷは大切なもので無くすともめたり、気分が悪いまま旅行することになります。
また不要なきっぷを買わずに済んだり、指定席を確実に取りたい場合や早くきっぷを予約した方が目的の指定席が取りやすくなります。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
少しでも便利にお得に鉄道を利用し旅行していただけたら幸いです。

あなたの目的地まで出発進行!

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